リンク

リンクおよび点群マッチングによるレジストレーションの作業手順について説明します。

測量作業で用いられる器械設置方法に加え、ステーション間に十分なオーバーラップがあり、現場環境の特徴が十分である場合、各ステーションのスキャンを比較し一致させることによってステーションを整列させる点群マッチングアルゴリズムを使用して、ステーションをレジストレーションすることもできます。

スキャン後に表示されるスキャンプレビュー画面において、保存+リンクを選択することにより、現在のステーションと前のステーションにおけるスキャンの間で点群マッチングによる自動調整を実行することが可能です。詳しくはフルドームスキャンをご覧ください。

またリンクワークフローより、ステーション間のループを閉じるためにリンクを追加したり、リンクを交差させたりして、より複雑なリンクグラフを作成することができます。

ステーション間のリンク作成やリンクの編集を行うには、右側ワークフローパネルよりリンクを選択します。





リンクワークフロー画面より、スキャンデータを使用してステーション間のリンクの作成や編集ができます。

  • リンクの作成/調整: 2ステーション間のリンクを手動で作成し、それらの配置を調整します。
  • 最適化: グラフ内のすべてのリンクに対して、誤差が適切に分配し、誤差が最小となる最適なステーション位置を計算します。
  • レジストレーションレポート: グラフ全体のレジストレーション結果を確認できます。

さらに、既存のリンクをタップして処理を選択することができます。リンクアイコンをタップすると、ビュー上にポップアップメニューが開き、そのリンクの状態に応じて機能オプションが表示されます。

処理済みリンク: リンクの編集、レジストーレーションレポートの表示、リンクの削除を行えます。



  • リンクの編集: 手動初期調整画面を表示し、選択リンクに関連するステーションの配置を手動で編集したり、点群マッチングによる自動調整を行えます。
  • レジストーレーションレポート: リンクのレジストレーション結果を確認できます。
  • リンクの削除: 選択リンクを削除します。

またリンクの色は対応する点群のRMS誤差に基づいて色付けされており、ボタンよりRMS範囲の設定を行うことができます。



未処理リンク(青):リンクだけを作成した場合や、レジストレーションが失敗した場合、調整処理が行われていないため、青色のリンクアイコンが表示されます。この場合、手動初期調整自動初期調整、または自動調整の機能オプションが表示されます。

リンクワークフロー画面が表示されている場合、手動調整機能と同様、各ステーションの位置や方向を手動で調整することができます。これらのツールを用いた操作方法については手動調整を参照してください。

これらすべてのオプションは、リンクワークフローでグラフを直接編集することを可能にします。



☞ トラブルシューティングの よくある質問と回答にも、リンク作業を行う上で役立つ情報を記載していますのでご覧ください。


リンクの作成/調整

Collage Siteでのリンク作成方法について説明します。

最適化

Collage Siteの最適化処理について説明します。

レジストレーションレポート

Collage Siteのレジストレーションレポートついて説明します。